テクニカル分析でも有名なMACDについて、簡単にまとめてみました!
MACDとは?
MACDとは、2本の線と棒グラフによってトレンドを分析する手法です。
2本の線はそれぞれ「MACD」と「シグナル」と呼ばれ、MACDが短期指数平滑移動平均線と長期指数平滑移動平均線の差を表し、シグナルがMACDの指数平滑移動平均線を指します。
指数平滑移動平均線とは、単なる移動平均線ではなく直近の数値に重きを置いた移動平均線のことです。直近の価格を重要視した移動平均線と思っていたら大丈夫です。
棒グラフはヒストグラムと呼ばれ、MACDとシグナルの差を表します。
MACDの使い方
MACDの使い方は至ってシンプルで、基本的には2本の線のゴールデンクロスとデッドクロスで判断します。
MACDがシグナルを上抜けた場合(ゴールデンクロス)は買い、MACDがシグナルを下抜けた場合(デッドクロス)は売りと判断します。
また、MACDやシグナルがゼロのラインを上抜けた場合は強い相場、反対にMACDやシグナルがゼロのラインを下抜けた場合は弱い相場と判断できます。
この他に、ヒストグラムはトレンドが強くなると大きくなるため、併せて確認することも重要です。
メリット・デメリット
MACDは単純な移動平均線よりも早くゴールデンクロスやデッドクロスなどのサインが現れるため、早期に判断することが可能です。
また、ヒストグラムでもトレンドの強弱を把握することができるため、視覚的に分かりやすい指標と言えます。
ただ、レンジ相場では上手く機能せず、ダマシも発生するため他の指標と組み合わせることが重要です。
まとめ
- 売買タイミングや相場の強弱が視覚的に分かりやすい
- トレンドが発生していると上手く機能するが、レンジ相場ではダマシも多発する
- 他の指標と組み合わせることが重要
コメント