【ファンダメンタルズ分析】財務三表②（P/L）とは？

ファンダメンタルズ分析

2025.02.17

財務三表の2つ目にP/Lについて簡単にまとめました。これなんだっけ？ってなった時にサラッと見返せます！

P/Lとは企業の一定期間での収益と費用をまとめた財務諸表のひとつで、損益計算書と呼ばれます。

P/Lに書かれていること

P/Lには売上高と、5つの利益が記載されています。5つとは、「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」です。

企業の商品やサービスの販売で得たお金のほか、受け取った利息や補助金なども含まれます。

売上高から原価を引いた額で、粗利とも呼ばれます。仕入れたものの、売れなかった分はこの中に含まれません。

売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いたものになります。企業の本業で稼いだ金額を表します。

なお、販売費とは広告宣伝費や出荷手数料などで、一般管理費とは人件費やテナント代、リース代などです。

経常利益とは、本業以外の収入も加味した利益で、営業利益に対し営業外利益を加え、営業外費用を除いたものになります。

例えば、製造業を営む会社が駐車場経営により収益を上げる場合（営業外収益）などで、用地確保のための借入金など営業外費用を除きます。

よって、経常利益とは企業の事業活動全体としての利益を表すものと言えます。

法人税等を納税する前の利益で、経常利益に特別利益を加算し特別損失を除いた利益になります。

特別利益や特別損失とは、一時的に発生した利益や損失のことで、所有していた不動産（販売目的以外で所持していたもの）を売却したなど突発的な利益が特別利益となります。

税引前当期純利益から法人税等を除いたものです。これが企業の最終的な利益であり、マイナスの場合は赤字企業、プラスの場合は黒字企業となります。